暗闇という「対等」空間。ダイアログ・イン・ザ・ダーク。



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みんながいつも生活をしている環境、それは当然ながら視覚を中心とした世界だよね。
そして、視覚から得られる情報で、自分の行動を変えている時ってないかな?
例えば、見た目で人を判断してしまったりとか。
それは年齢や性別、社会的地位など、視覚からの情報をきっかけに、相手がどのような人であると判断し、自分の行動を決めていたりするよね?
でも、これが「対等」になったらどうだろう?

そんな世界はないと思う人もいるだろうけど、実は1つだけみんなが「対等」になれる空間があるんだ。
それが「真っ暗闇」という、完全に光を遮断された空間。

今回は視覚障がい者の人たちと健常者の人たちの新しいコミュニケーションの場、DID(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)をご紹介します。

視覚障がい者の人たちと同じ世界でのコミュニケーション。
「いつも通り」が全く通用しない空間であなたはどのようなコミュニケーションをとりますか?
ぜひ、ご覧ください。

目以外の何かで、ものを見たことがありますか?

完全に光を遮断された空間で、あなたはどんなことができますか?
私たちが思う暗闇とは、実際には真っ暗闇ではなく、ちょっとした光の漏れなどがあり、手で触った感覚や少しの光の助けによりどうにかして必要なものを探したり、目的のところまでたどり着くことができるよね。
でも、これが本当に全く光のない状態だったらどうだろう?

実はそんな真っ暗闇の中で生活をしている人たちがいるんだ。
それは視覚障がい者の人たち
彼らが生活している環境は、光の全くない世界。
それはどのような世界なんだろうか?

時間があればちょっと目を閉じてみて。
車の音やポットが沸く音、ご飯の匂いや草木の香り、食器や水などの質感。
視覚以外のいろいろな感覚があることに気付くよね?

いつもこんな環境で生活をしている視覚障がい者の人たちには、何が見えているのかな?

見ることを手放した空間。
そこではまず、自分の存在を伝え、相手の存在を認めることから始まる。
僕たちの世界とは違い、相手の顔色を見て、空気を読んでいたら自分の存在が消えちゃうんだ。
だからこそ、そこには「対等」という空間ができ、対話というコミュニケーションが生まれるんだ。

DID(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)とは?

DID(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)公式サイト

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって始まり、これまで世界41カ国以上で開催され、800万人を超える人々が体験しているプロジェクト。
その運営においてはアテンドやファシリテーターとして何千人もの視覚障がい者の人たちを雇用してきた。
日本では、東京・外苑前の会場と、大阪「対話のある家」を中心に開催、これまで約20万人が体験している。

ダイアログ・イン・ザ・ダークは、暗闇のソーシャルエンターテインメント。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、暗闇のエキスパートである視覚障がい者のアテンドにより、中を探検し、様々なシーンを体験します。
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、コミュニケーションの大切さ、人のあたたかさなどを思い出します。

DID公式サイトより引用

大阪「対話のある家」
2013年より積水ハウスと共創。
場所:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル4階 積水ハウス「SUMUFUMULAB」内
開催日時:2017年9月7日(木)〜2017年10月9日(月・祝) ※火曜・水曜定休
【時間】11:00〜 12:30〜 14:00〜 15:30〜 17:00〜 (各回70分程度)
参加費:大人/3,500円  学生/2,500円  小学生/1,500円
チケット:事前予約制。上記、公式サイトよりお申し込みください。
チケットに関するお問い合わせ先:0570-006-506(12:00~18:00 ※月曜日・日曜日・祝日を除く)
【ご注意】
東京外苑前会場は2017年8月31日をもって、クローズされます。
2017年9月以降は浅草橋の新拠点に移転。
一般公開はせず、企業研修などに注力されるそうです。

また、東京外苑前会場の移転に伴い、ファンドレイジングをされています。
8.31.ダイアログ・イン・ザ・ダーク東京クローズ。私たちの新たな出発を応援ください!
この記事を読まれている人の中で、DIDに思い入れのある人はぜひ、ご検討ください。

内容は各シーズンごとにリニューアルされ、多彩なコンテツが楽しめます。
人数や時間などプログラム内容によって変わるので、企業研修などをご検討の人がいれば、直接ご連絡ください。
御社のビジネスにダイアログ・イン・ザ・ダークを
人材研修・マーケティング・プロモーション・講演・その他イベントなど。

僕が東京外苑前会場で受けたプログラムの流れを簡単にご紹介。
20名程度で参加したんだけど、まずは6名くらいのチームに分けられる。
そして薄暗い部屋で白杖を選び、自己紹介。この時、ニックネームを決めたような記憶が。
で、公園のようなところをみんなで声を出しながら進んでいき、途中ではお菓子などを食べ、課題をクリアしていく。
という流れなんだけど、これがまたスゴいなと思ったのが、僕らは慣れない暗闇で声をあげながらアタフタしているのに、アテンドの視覚障がい者の人はどんどん先に進んでいく
声が遠のいていくのが分かるからね。
この感覚のスゴさにまずは驚いた。

で、次に驚いたのは僕たち自身。
当然ながら真っ暗闇なんだけど、怖くて前に進むことができない
だから、声をあげながら自分の存在を伝え、誰がどこにいるのかも聞いて確認するんだけど、これが中々思ったようにいかない。
前を進むグループはどこに何があるかを後ろのグループに伝えてあげないといけないし、お菓子を食べる時なんか、どこに何があるのかも分からないんだよ。
で、「座ってゆっくりしてください」って言われても、椅子を探すのに一苦労。
みんなで声を掛け合い、助け合いながら進まないと全く何もできない
だからこそ、この時ばかりは年齢や性別、立場などなく、対等にみんなで助け合うんだ

こういったプログラムを体験した、たくさんの人たちに実際にどのような変化が気持ちの中で起きたのか。
実例を含め、ダイアログ・イン・ザ・ダーク 代表/志村 真介さんのインタビュー記事が詳しいから気になった人は見てみて。
何も見えない空間で、リーダーシップが見つかる?ダイアログ・イン・ザ・ダークで自分を見つめる“暗闇留学”を!

僕たちの時は、コミュニケーションに重点を置いたプログラムをお願いした。
こちらの要望にも真摯に対応していただけるし、本当に多彩なプログラムがあるよ。
ぜひ社内研修などに取り入れてもらえたらと思います。

まとめ

今までに自分たちが体験したことのない空間。
その空間は誰もが「対等」で誰もが「助け合い」を意識する。
経験値の少ない子どもより、いろいろなことを体験してきた大人にこそ必要なプログラムなんじゃないのかなって思ったね。

企業研修とかって考えると堅苦しく感じる人もいるだろうけど、簡単に考えて「婚活」とかのイベントに取り入れることもできるんじゃないのかな?あとはアイスブレーキング的なものとか。
でも、正直いうとDIDのクオリティーは自作では出せないと思う。
なので、まずはDIDを体験してみてください。
きっと、今までとは違う関係性や自分の感覚の可能性に気付くことができると思うので。

暗闇での気付き。
みんなで共有したいよね。

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