今話題の「ベーシックインカム」って何だろう?



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希望の党の公約に盛り込まれたことで、にわかに注目を浴びている「ベーシックインカム(BI)」
聞きなれない、この言葉。
みんなの中にも「何のこと?」って思った人もいるんじゃないのかな。

このベーシックインカムってのはbasic(基本的)income(収入)ということで、「政府がすべての人に必要最低限の生活を保障する収入(現金)を無条件で個人単位に定期的に支給する制度」のことなんだけど、実は一部の識者の中では、すでに深い議論も行われているんだ。

今回はこのベーシックインカム(BI)についてご紹介します。

ベーシックインカムって何?

改めて言うと、「政府がすべての人に必要最低限の生活を保障する収入(現金)を無条件で個人単位に定期的に支給する制度」ってのがベーシックインカムなんだけど、この制度の肝は「無条件」ってところだよね。
要は、日本人なら何の制限もなく、誰でも国からお金がもらえるってことなんだ。

「マジで!ラッキー♪で、いくらもらえるの?」って大喜びしたいところだけど、もらえるお金はあくまでも生活するうえで必要最低限のお金。
しかも、「その財源ってどうするの?」とか、「現状の社会保障制度はどうなるの?」などなど、いろいろと疑問が湧いてくるよね。
そのあたりは後述するとして、次はベーシックインカムという言葉が出てきた社会的背景を一緒に考えてみよう。

なんで急にベーシックインカムって言い出したの?

ベーシックインカムは元々は貧困や格差などの社会的課題を解決するために考えられた社会保障制度なんだけど、なぜ今のタイミングで議論され始めたのかというと、やっぱりAI(人工知能)の技術進化が大きな要因になっているんじゃないのかな。

みんなも耳にしたことがあると思うんだけど、テクノロジーの急速な発展によって、今後、ほとんどの仕事(労働)が機械に置き換わることによって失業者が急増するんじゃないのかって話があるよね。
現段階ではあくまでも予測の話なんだけど、昨今の情報を見る限り、近い将来には全てではないにしろ、機械化によって今ある仕事が無くなる時代が確実にやって来そうだよね。

仮にもし、本当に大量失業時代が来たらどうだろう?
現行の失業保険、年金、生活保護などの社会保障制度は機能しなくなっちゃうよね。
そしたら、「じゃあ社会保障制度はどう維持すればいいの?」とか「貧富の差が拡大しちゃうかも」ってことになり、それを打開するために出てきたのがこのベーシックインカムってことなんだ。

ベーシックインカムのメリットとデメリット

このベーシックインカム、まだまだ議論を重ねる必要もあるし、そもそも実証という形で実験的にやってみる必要性もあるんだけど、財源の問題もあり、基本的には現行の社会保障制度にメスを入れることによって、実行できるんじゃないのかって方向性で議論は進んでいるんだ。
なので、ここではそれを前提に話を進めて行きたいと思います。

で、みんなが気になるのは、「ベーシックインカムを導入したらどうなるの?」ってことだよね。
そこで、次はベーシックインカムのメリットとデメリットについて紹介します。

【メリット】
・貧困層の減少
先述したように、元々は貧困や格差の是正ってことでこのベーシックインカムという制度が考えられたんだけど、定期的に生活に必要最低限のお金がもらえることによって、まずは食べることに困ることがなくなるってことがあるよね。
そして、実際に生活に困っている人は、支給されることで今の生活を立て直すことができ、経済的な余裕を得ることができる。
フィンランドの事例を紹介した記事(前半部分)があるので、読んでみて。
NHK「ベーシックインカム」で何が変わるか

・社会保障制度の効率化(コスト削減など)
現行の社会保障制度はそれぞれに細かく給付金などが設定されているのに対し、ベーシックインカムは無条件で支給されることから、社会保障制度の効率化(廃止や変更など)を図ることで、行政機能と政府の支出を削減することができる。
あとは、労働者を保護するための労働組合や職業安定所などのシステムも効率化を図ることができると言われている。

・ブラック企業の減少
必要最低限の生活が保証されることから、労働者は労働を選択できるようになり、無理をしてまで働く必要がなくなる。
もちろん、働くことに制限があるわけではないので、今の仕事を続けてもいいわけなんだけど、自分の考える労働のスタイルをとることができるようになるってことなんだ。

・起業の増加(労働意欲の向上など)
働く時間が減ることで、自由な時間が増え、生きがい新しいことにチャレンジすることができるようになる。
時間がなくてできなかったことでもできるようになるし、最低限の生活が保証されていることで「起業」へのハードルも下がるようになるってこと。
これについての実例がさっきのNHKの記事の後半に載っているよ。
NHK「ベーシックインカム」で何が変わるか

必要最低限の生活が保証されることによるメリットは理解できたかな。
何でもそうだけど、メリットばかりではないんだよね。続いてはデメリット。

【デメリット】
・財源の確保
ベーシックインカムの導入により、最も問題視されているのが、やっぱり財源だよね。
もちろん、いくら支給するかによっても財源は大きく変わってくるし、財源を確保できたとしても例えば支給額が2万円だとしたら到底生活はできないよね。
まだまだ議論が必要なところだけど、現状は財源確保は不可能だという意見もあるし、社会保障の効率化や増税によって実現することは可能という意見もあるのが現状だね。

・労働意欲の低下
次に問題視されているのは、最低限の生活が保証されるのなら、当然ながら働かない人も出てくるんじゃないのってところだよね。これに関しては実際のところ、具体的な根拠はないんだよね。働く人は働くだろうし、働かない人は働かないみたいな、当たり前の話になっちゃう。
なので、今は世界中でその実証実験として多くの取り組みがされているんだ。
businessinsiderJapanの記事に導入実験を行なっている国が紹介されているので、読んでみて。
ベーシックインカムの導入実験を行う8カ国 —— 社会保障の新しい仕組みを模索

・保障制度としての非効率性
これはベーシックインカムが「全ての国民に支給」ってところになるんだけど、要は社会保障制度である以上、本当に困っている人に支給すべきであって、余裕のある人にまで支給するのは非効率なんじゃないのって考え。
ちなみに、支給する際のシステムにもよるんだけど、余裕のある人は支給の際に「寄付」行為を選択してもいいんじゃないのって意見もあるよね。

デメリットに関してはこの他に、支給されたらギャンブルや遊びなどに使ったりするんじゃない?ってところが挙げられる。だったら、支給の使途を制限すればいいって考えが出てくると思うけど、そうすると監視するのにコストもかかるし、そもそもベーシックインカムの趣旨からズレて本末転倒になっちゃうよね。

メリット・デメリットについては今以上に議論が進めば、もっと出てくると思うし、深掘りすると書ききれないってこともあるので、一般的に言われていることを簡単に書きました。
みんなが思う、メリット・デメリットもたくさんあるんじゃないのかな。

どんな人たちが議論しているの?

本当に多くの人たちが今はベーシックインカムについて議論をしていて、今後はもっと増えるんじゃないのかなと思ってる。
導入する、しないに関わらず、いろいろな議論がされるのはいいことだし、そもそもベーシックインカムのことを知らない人はどんな議論がされているのか聞いてみたりしたいよね。

そこで次は、僕の知る中で比較的、昔からベーシックインカムを取り上げて議論をしている人たちを紹介したいと思います。

2ちゃんねるの開設者として有名な「ひろゆき」さん。
ニコニコ生放送でひろゆきさんが2016年から行なっている「ベーシックインカムを実現するにはどうしたらいいか会議」


(出典:もずくおいしい)

これは第16回の最新動画(動画元:ガジェット通信プレミアム(有料))。
ひろゆきさんが視聴者からの質問に答えるような感じで進められます。時間も長いんだけど、全てがベーシックインカムの話ではなく結構雑談とかも多いんだよね。でも、その雑談も実に面白かったりする。
今回は最初の30分くらいはベーシックインカムについて話されているので、その部分だけでも聞いてみて。
途中でも話されているので、興味のある人は全編を通して聞いてみてください。

また、この「ベーシックインカムを実現するにはどうしたらいいか会議」では簡単にだけどベーシックインカム案も提示されているんだよ。
「ベーシックインカムを実現するにはどうしたらいいか会議案」とは
ベーシックインカムとは
ベーシックインカム案

また、この他に面白い動画として


朝までニコニコ生激論vol.1(出典:Val Sanora)


朝までニコニコ生激論vol.2(出典:Val Sanora)


朝までニコニコ生激論vol.3(出典:Val Sanora)

これは激論っていうことで、本当に白熱した議論がされています。
堀江貴文さんをはじめ、東浩紀さんなど有名な人も出られているし、それぞれが財源も含めて議論されているので見応えがあるよ。
要所要所で専門家の人の説明も入るので、おすすめ。
っていうか、この動画は2010年に公開されているんだよね。そんな前から議論されていたことに驚き。

あと、堀江さんの堀江貴文イノベーション大学校(HIU)ではメンバー5名を対象にベーシックインカムの実験をされています。
HIUベーシックインカムレポート【8月】
本当、いろいろなことをされている人だよね。

働くってどういうこと?

ベーシックインカムを語るうえで、考えさせられること「働く(労働)ってどういうこと?」なんだろうってとこなんだよね。
今は生活を維持するために働いている人が大半を占めると思うけど、国から最低限の生活を保証されたら、そもそも働くって何なんだろうってことになっちゃうよね。
これは人それぞれの考え方になるんだろうけど、中には趣味や生きがいを見つけて人生を謳歌する人もいるだろうし、その反面、生きがいを無くしてしまう人もいるんじゃないのかな。

みんなのライフスタイルを根本的に変えるベーシックインカム。
みんなは働くってことをどう捉える?

まとめ

今回はベーシックインカムについて賛成・反対のスタンスではなく、こういった社会保障制度が世界的にも検討・議論されているよというスタンスで記事にしました。

AI時代の到来で、今ある仕事のほとんどがなくなるんじゃないのか?強いては、働かなくてもいい時代が来るんじゃいのか?などの情報が溢れる中、このベーシックインカムという制度を1人でも多くの人が知ることで、より議論がされるようになったらいいんじゃないのかな。

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